ノーダルニンジャ7.Ultimate R1を使う

 ノーダルニンジャ・Ultimateは、レンズを支持するために、驚くほど小型軽量で、カメラを斜めに(画面対角線を天地にするなど)セットできるのが特徴です。レンズやカメラの傾きを変えてもノーダルポイントを調整できるユニークな機構は、それだけで魅力的だったりします。  ただ、構造上、天地を撮影するのがちょっと面倒。  いろいろな撮影方法があるはずですが、撮影の手間を少なくする基本的な使い方は次のようなスタイルではないかと思います。 1.円周魚眼レンズを使って、カメラをやや上向きに付け、水平方向を4カット撮影することで、天頂も撮影できます。さらに三脚を動かして、底面を撮影します。 2.対角線魚眼レンズを使う場合は、カメラをやや上向きにするのに加え、対角線を天地に合わせることで、天地180°を撮影します。水平方向は6カット撮影。そして三脚を動かし、底面を撮影します。 ▲惚れ惚れするよう...
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ノーダルニンジャ 6. ノーダルニンジャ「3」と「5」

ノーダルニンジャは、普及サイズの「3」と、大きなカメラを使える「5」があります。 よしみカメラのラインナップはこちら。 「5」は、既に製造中止で、在庫のみの販売となっています。ので慌てて、私、使う予定もないのに買ってしまいました・・・。あーあ。 在庫が払底した頃に新製品がでたりして・・・。あーあ。 ともあれ、ノーダルニンジャ「3」と「5」は、何が違うのか? 自分のカメラやレンズにはどちらがよいのか? を判断する材料を整理しておきます。 数値に関しては、実測しましたが、あまり正確ではありません。なんとなくこの程度、という具合に理解し、ぎりぎりの選択の参考にはなさらないでください。単純にいえば、ノーダルニンジャ3では無理っぽい、と思ったら「5」を買うほうが無難です。 1.「3」につけられるカメラのサイズの限界 ノーダルニンジャ「3」に、大きなサイズのカメラやレンズをセットする...
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ノーダルニンジャ 5.多分割・高解像度(マルチ・ロー)撮影

 360°パノラマでは、撮影カット数を少なくするために魚眼レンズを使うのが一般的ですが、通常の広角レンズや極端な話が望遠レンズを使って撮影することもできます。もちろん、画角が狭くなればなるほど、撮影カット数が膨大になりますから、後の処理は大変になります。  広角レンズや望遠レンズを使う撮影では、天頂から底面までの撮影を、何行にも分けて撮影しますので、multi row(マルチ・ロー/多行の意)撮影というようです。  撮影カット数が増えれば増えるほど、完成画像の画素数も増えますので、高解像度にすることができます。望遠レンズを使うようになると、被写界深度の限界が出てきますので、被写体距離とも合わせた撮影計画が必要になるでしょう。  また、画角が狭い場合、たとえば青空のような模様のない部分の画像のつなぎ合わせが難しくなります。よい方法があればよいのですが、私自身よくわかっていません。  ここで...
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ノーダルニンジャ 4.アクセサリーを使う

 ノーダルニンジャから市販されている雲台用のアクセサリーの紹介をします。  1.底面写真を撮影するのに便利なアダプター「Nadir Adapter(ネイダー アダプターと発音するそうです」。  2.回転をスムースに行える「ローテータ」。  3.コンパクトデジカメを使える「Tアダプター」。 1.ネイダー・アダプターを使う  「ナディア・アダプター」と呼ぶ習慣がありますが、正確な発音は「ネイダー」あるいは「ネイディア」らしいです。ナディアは、ドイツ語読みかと思いきや、調べても出てきません。ううむ。  ともあれ、このアダプターは、ノーダルニンジャの水平バーと垂直バーの間に装着します。見てわかるとおり、二つ折りになっていて、底面撮影時にカメラを垂直バーごと反転させてしまうのです。ネジ孔の間隔は、約3.25㎝ですので、6.5㎝ほど横にカメラをずらすことができます。たった、と思うかもしれませんが...
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ノーダルニンジャ 3.パノラマ撮影の実際

 基本的な撮影方法は、コチラ。  対角線魚眼レンズを使用している場合は、水平方向6カット、天地をそれぞれ1カット、合計8カット撮影します。  全周魚眼レンズを使用している場合は、水平方向4カット+天地2カット。もしくは、カメラをやや上向きにして、水平方向4カット+底面1でもok。  レンズの画角や画像の重なりをどのくらい見積もるか? によって、カット数は変わります。計算する場合や、カメラやレンズとの組み合わせによるカット数を知りたい場合は、コチラを参照します。  ここでは、何かと難しい底面の撮り方について整理していきましょう。  記事を書くためにいろいろ試してみて、改めて、当てずっぽうでやっていると無駄と失敗が多くなることを実感しました。撮影の手順を自分自身で入念にシミュレーションしてから、本番に挑むのがよいですね。反省、反省、大反省。 1.底面写真は、なぜ難しいか?  底面写真は、ノ...
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ノーダルニンジャ 2.ノーダルポイントを設定する

 ノーダルポイントの概略と撮影方法の初歩についてはこちらを参照してください。  ここでは、ノーダルニンジャ3でノーダルポイントを設定する手順をもう少し詳しく整理します。 ▲三脚にカメラ&雲台をセットしたら、ノーダルニンジャの水準器を使って水平を正しく調整しておきます。ノーダルポイントを設定するだけなら、それほど神経質になる必要はありません。 1.レンズの光軸と回転中心を合わせる  まず最初に、カメラを下向きにセットして、画面の中心に、ノーダルニンジャの回転軸の中心が来るように、垂直バーを移動します。これで、レンズ光軸と、雲台の回転軸が揃うことになります。  カメラの光軸と雲台の回転軸が合うわけですから、カメラを変えない限り、この設定は同じままでOKです。  ただ、この時、普及タイプの一眼レフなどでは、ファインダー像の中心と実際に写る画面の中心がズレていることがあります。私は撮影後...
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ノーダルニンジャ 1.Nodal Ninja を使う!

 パノラマの「パ」の字を覚えた頃、ノーダル・ニンジャという製品があることを知って、なんだかちょっとヤンキーっぽい命名(悪い意味でなく、正真正銘のヤンキーが作っているのですが)と、当時のサイトのイカさないデザインも手伝って、結構怪しい製品なのではないかと疑っていました。  なので、私が最初に買ったのは実を言うと「agno's」だったりするのです。こちらはイタ公(いや、悪い意味ではなく)が作っている製品でして、まあ、作りの適当なことこのうえありません。正直に告白しますが、これは大失敗でした。 折り畳めないし、しこたま重いし・・・・。二度目の正直で申し上げるのですが、パノラマをこれから始める方には、絶対、「ノーダルニンジャ・3」をオススメいたします。  とまあ、いろいろ深く反省している次第なのですが、何でまたニンジャなんていう名前を付けたのでしょうね。とわざわざ聞かなくても、全体的に黒く、カ...
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パノラマ投影法(projection)を学ぶ

 VRパノラマの場合は、基本的にEquirectangular(エクイレクタングラー)を使うだけでよいのですが、横方向だけのパノラマを作ったり、超広角画像、人気の「リトルプラネット」を作ったりするには、さまざまな投影法(projection)を知っておく必要があります。 ▲ PTGui、Pano2VR、krpano・・・いろいろなパノラマソフトで、これらの投影方法の用語が出てきます。ここでは、PTGuiの選択肢の中を一通り見ていきます。 1.Rectilinear (レクティリニア)または、flat(フラット)  普通の広角レンズで撮影したような絵柄になります。  画角はだいたい120度くらいまでが自然で、これを超すと普通ではない感じに見えます。  PTGuiでは、パノラマセッティング・タブとパノラマ・エディターが連動し、縦横の画角や縦横の圧縮、向き(パン・ティルト)などを変更でき...
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魚眼レンズの知識

 私はニコンユーザーで、他のメーカーのカメラについてはかなり疎いのです。多分、そんな事情もあって、、APS-Cサイズに2種類あること(キヤノンと他)、シグマのFOVEONセンサーが、独自のサイズであることなどを、ここに来て始めて知りました。  それだけでなく、ニコンだけでも、APS-Cにフルサイズのカメラがあって、レンズには対角線魚眼に円周魚眼があります。自分が使っているカメラボディとレンズの組み合わせだけを考えるなら、さしたる問題もないのでしょうが、あれやこれやと使うようになると(いや、使うのではなく、頭の中で考えるだけでも)、もう、何がなんだかワケがわからなくなってきます。  パノラマを撮るには魚眼レンズを使えばよいんですよ、なんていう一言で済ませるわけにもいかないのですね。反省、反省。   1.センサーサイズと焦点距離など  35㎜フィルムが主流だったころは、こんな悩みなどなかった...
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撮影概略 4.撮影時のカメラの設定のポイント

 カメラ任せで撮影したり、メニュー内の細かな設定によっては、パノラマ合成がキレイに仕上がらないことがあります。  私自身の失敗から気づいたことを含め、撮影時のカメラの設定のポイントを整理しておきます。 1.ピントはどこに合わせるか?  パノラマ撮影は、基本的にマニュアルフォーカス。  理由の第一は、パンフォーカスで撮りたいから。それと、ピント位置の変化によって撮影倍率が変わると、パノラマ合成に支障がでる可能性があるから。  他にも方法はいろいろあるかと思いますが・・・。 ポイント1.無限遠が画面に多く写る場合は、「過焦点距離」に合わせる。  過焦点距離とは、被写界深度の遠い側が無限遠になる撮影距離のこと。つまり、過焦点距離にピントを合わせることで、無限遠からもっとも近い位置まで、被写界深度を最大限に活かした撮影ができます。   無限遠にピントを合わせると、被写界深度を有効に使えませ...
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